2020.08.24
Withコロナの中
皆様、こんにちは。
8月20日(木)より2学期が始まりました。今年は全く異例の年となりました。ただ、生徒・教職員ともに感染者が出ていない事は幸いです。生徒たちは健気に耐えておりますし、いたって明るく救われています。そして、オンライン授業もいいのですが、ソーシャルディスタンスを守って、やはり対面で話をしたいと思っております。
このコロナ感染症は、世界中に甚大な被害をもたらし、生活の様式まで変化させ、その国々の根深い問題や特性を浮きぼりにさせました。日本の場合、人々は政府や行政の指導に忠実に従い、衛生意識も高いのですが、医療関係者への差別や偏見、自粛警察のような歪んだ正義感など問題も出ました。悪い側面としての同調傾向が強い日本の体質を見たような気がしました。また、それは他人ごとではありません。何故なら、学校で起きるいじめの原因と同じ傾向だからです。人への思いやりや遵法精神の真意をしっかり教えないと、一方的な価値の押しつけや過度の同調傾向を生むのではないかと自戒しております。それにしても、身体を張っている医療関係者への偏見や差別など悲しくなってしまいます。これからもWithコロナの中、このような問題が出てくるかもしれません。注意深く見ておく必要があると思います。
本校は、コロナ禍ではありますが概ね順調に進んでおります。特に、今年から本校において「SHOYO2020」として多くの新しい取組みを行っております。進学コースを進学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲコースへ、ビジネスコースをビジネス・ITフロンティアコースへ改編しました。それに合わせて城山キャンパスに人工芝グランドを、本学にIT教室を新設しました。コロナ禍によって、スタートは遅れましたが、生徒たちは、生き生きと活動しています。本校のポスターには、「君は輝くために生まれてきた。」とメッセージにあります。高校時代に何か本気で取り組む事で、人それぞれには輝く場所があり、多様な価値があり、それを認めあう喜びがある事を経験してほしいと思います。それは、Withコロナの制約があっても、実感できると思います。2学期が始まりましたが、そのような気持ちで生徒たちを見守りたいと思っている次第です。
城山キャンパスでのサッカー部の練習風景