学校長ブログ

2022.06.22

小さな人生の輝き

 皆さん、こんにちは。

 早いもので1学期も中間考査が終了しました。これから懸念される熱中症の対策として、体育の授業ではマスクを着用しないなど対策が取られる事となりました。ただ、いまだコロナ禍でありますので細心の対応を取りたいと思います。コロナ禍の出口は判然としませんが、教育活動は少しずつ動こうとしています。本校の高等学校は8コースありますが、特に体験や協働の探究実践型学習を大切にしています。ITフロンティアコースはドローンやeスポーツに、パティシエコースは豊能町とコラボした高山ごぼうランタン販売に、福祉コースは福祉実習や外部講師招聘にと活動を開始し始めました。先日も、パティシエコースは昼休みに食堂でお菓子を販売する企画を行い、生徒たちは大喜びですぐに完売しました。

 部活動も本格的に活動し始めました。高校女子ソフトテニスボール部はインターハイ出場を決めていましたが、高校男子バレーボール部もインターハイの大阪予選を勝ち抜き、念願の大阪代表として初出場する事ができました。安堵と達成感で、感無量です。本校の持ち味である明るく何事にも逃げず向き合う精神が発揮されたと思います。

 一方、登下校時に正門一礼をしている生徒の姿や講習や昇陽塾で夜遅くまで真剣に自学自習している生徒を見て、静かですが内に燃えるものを感じます。このような、いろいろな場面での小さな実感や小さな輝きを見て、私たちは少しホッとします。

 現在も、ウクライナ情勢やコロナ禍の出口は見えません。また、SNS中心の社会では人の評判や賞賛も一日で崩れたりもします。何かと落ち着かず、危うい感覚を覚えてします昨今ですが、学校だけは足場を固め、安心して自己に向き合える環境を整備したいと思います。

 

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