学校長ブログ

2023.08.17

夏に思う

 猛暑の折ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

8月15日は終戦記念日でした。78年前の暑い夏に戦争は終結しました。本校も、来年創立100周年を迎える学校ですので、戦争に巻き込まれ、一面焼け野原になったそうです。それを、保護者の方々とともにグラウンド整備を行うなど復興に努めました。当時の理事長は、元「イカリソース」社長の木村幸次郎氏でした。本校は、京阪神の企業家によって創業された学校のひとつで、このような篤志家が存在するのも、経済繁栄していた京阪神地域だからです。建学の精神は「奉仕のこころ」、現在の教育方針「For Others(人々のために)」も建学の精神に由来しています。本校は、戦後の苦難の時期を乗り越えて、女子教育と実学教育を大切にしながら学校を守ってきました。そして現在、男女共学となり、多様な8コースを有する学校に変わりました。

 78年前の暑い夏に、敗戦の痛手を受けながらも、子どもたちの未来のために、学校の復興を果たそうとした先人たちの教育に対する姿勢と熱意に頭が下がります。そして、私は自分にこれほどの教育に対して情熱があるか自省しているところです。

 さて、本校の夏ですが、生徒たちは猛暑の中、勉強合宿や講習や部活動に頑張っています。勉強合宿は、主に特進コースや進学コースの生徒が南港の大阪アカデミアで8月2日より2泊3日で行い、140名ほどの参加者がありました。また、パティシエコースは、製菓衛生師の資格取得のため京都で特別講義を受けています。1年2年生で30時間の講義を受け、製菓衛生師の受験を行います。福祉コースは、特別授業と初任者研修(資格研修)を行っています。また、部活動では、男子バレーボール部がインターハイに出場し大会3位と健闘してくれました。次の大会では、全国制覇を目指し、精進してくれると思います。いつも来る夏休みですが、それぞれの思いに向きあう事のできる大切な時でもあります。

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