2023.04.27
桃山学院教育大学の教授による年間講義がスタート(保育教育コース・高大連携プログラム)
今年度から毎週2時間、年間を通して2年生の総合的な探究の時間に、桃山学院教育大学で幼児教育課程長をされている名須川知子教授が、特別講義をしてくださることになりました。
この特別講義のテーマは、桃山学院教育大学の学生さんも研究されている「保育とSDGs」です。
まず名須川教授の講義を聞き、その後は生徒自らが課題を設定し、解決に向けて情報を収集・分析し、グループごとに意見を交換しながら探究を深めていきます。
今後はその過程で桃山学院教育大学に行き、大学生の研究結果を聞かせていただくなどの交流も予定されています。最終的には、桃山学院教育大学で行われる保育フォーラムで研究発表をさせていただくというお話もいただいています。
4月17日に行われた第1回の講義では、OMEP(世界幼児教育機構)日本委員会の会長をされている名須川教授から世界の幼児教育についてのお話を聞かせていただきました。特にインドの幼児教育についてのお話は、生徒も興味津々でした。その他にも、今の子どもをめぐる問題やSDGsの必要性について話していただき、これからの講義に向けて意識を高めることができました。
4月24日に行われた第2回目の講義では、「保育とESD/SDGs」についてお話していただき、その後は自分が興味を持ったSDGsのゴールについて、名須川教授がご持参くださった関連本やChromebookなどを用いて、各自情報収集し、ターゲットやアイデア、気付きを一人ずつ発表しました。
自分とは違う着眼点を持つ仲間の発表を聞くことで、新たな発見があったようです。
このように生徒たちは皆真剣に名須川教授のお話に耳を傾け、積極的に探究活動を行っています。
そしてこれらは保育士、幼稚園教諭、保育教諭、小学校教諭を目指す生徒たちにとって、とても貴重な時間になります。
生徒たちには1年間、この総合的な探究の時間を通して多くのものを吸収してほしいと思います。